人工知能とアフォーダンス
この記事を読んだ
アルゴリズムの枠組みの延長線上にあるAI研究が真の人工知能を達成できない理由は「アフォーダンス」の欠如が原因 - GIGAZINE
id: hesopenn 論文がちゃんと読めているとは思えない。この文章は意味不明だと思う。著者は前にもやらかしているよう。https://mobile.twitter.com/knoike/status/1020004887197757440
というブコメがあったので元の論文も頑張って読んでみた。
GIGAZINEの記事のどこがおかしいか俺にはわからなかった。元の論文より遥かに読み易い反面8割ぐらい削られてるのは確かだ。
id:hesopenn には是非どこがおかしいのか説明してもらいたい。
この論文のまとめをDeepLで翻訳すると
この論文では、次の2点を論じた:(1) AIとロボット工学の研究の現在のアルゴリズム的枠組みでは、AGIは不可能である、なぜならアルゴリズムは新しいアフォーダンスを特定し利用することができないからである。(2)直接の帰結として、アルゴリズムシステムでは、あらかじめ定義された可能性の空間を超えることができないため、隣接する可能性への真にオープンエンドな進化は不可能である。
との事である。
ここでちょっと思いついて chatGPT に以下の質問をしてみた。
「あなたの周囲にはマイナスドライバーとティッシュペーパーと単三電池があります。ココナッツの実に穴を開けて中の汁を飲む為には、あなたは何をすれば良いですか?」
chatGPTの答えは
「ココナッツの実に穴を開けるには、まず単三電池を使ったドライバーを使用して、穴を開けます。その後、ティッシュペーパーを使って実の汁を取り出し、飲むことができます」
なんかダメそう、と思ったが、リトライしてみると
「ココナッツの実に穴を開けるためには、マイナスドライバーを使用して実の皮を削ぎ落とし、その後、ティッシュペーパーまたはスプーンを使用して中の汁を取り出すことができます。単三電池はこの作業には必要ありません」
おお、なんかちょっとマシになった?ってかスプーンどこから出てきた?
にしても
あらかじめ定義された可能性の空間を超えることができない
というのは上記chatGPTの回答には当たらないんじゃ?
なんせマイナスドライバーを利用してココナッツの実に穴を開けようとするのは「あらかじめ定義された可能性」は超えてるよね?それとも「可能性の空間」は超えてないのか?ってか可能性の空間ってなんじゃい?
更にリトライ
「それをするためには、まずは頭部を取り除き、その後、肉を取り除くために、斧やナイフを使って、殻を割ってください。そして、中の汁を飲むことができます」
あ、はい。