こんなタイトルですまない。こども部屋おじさん、という言葉は問題が多いので俺は嫌いだけど、便利なんだよ。重ねてすまない。
この記事にふさわしいタイトルは
「両親と同居してる人の中で、自宅に長時間いることを急に強制された生活のせいで何となく調子が悪くなった人へ」
とかになるだろうか?
だから、両親と同居してて、自宅に長時間いる事になってても、何も問題がない人はブラウザバックで。
また両親と同居してなくても、なんか調子が悪いという人にとっては、ヒントになる事があるかもしれない。
あと最初から引きこもりで、コロナ関係なしに苦しんでいる人にも読んで欲しいかな。
いまの新型コロナ環境での引きこもり強制社会は、俺の生活にはなんの変化ももたらしてない。何も困ってない。
でも10年以上前に会社を辞めて、やることが無くなった時に、一時的に俺も病んだことを思い出した。
あれは何だったのか、という考察でもある。
結論から先に書くと「人は行動を減らされ役割を減らされると病むのかもしれない」という事と「経済的に合理的だから、という理由で実家で暮らしてるのなら、思い切って一人暮らしをすることを薦める」という事が言いたい。その上でオンラインで人と交流しよう、というのが主旨。
それでタイトルにも使った、おじさん、という言葉だけど、女性は関係ないのか?というと、関係ないかもしれない。
なんか女の子って両親と仲が良くて、買い物だったり料理だったりを、手伝うとかじゃなくて、自分の役割としてやってそうなイメージがあるんだよね。人とおしゃべりするのも好きそうだし。
そういう人は別に病まないと思う。
俺も実家にいるときは家のことを手伝うことはあったんだけど、自分の役割というのは無かった。両親から頼まれたり、困ってそうな時に助けたり、程度だった。
そして病んだ。
俺は仕事を辞めたあとも、しばらくは一人暮らしというか、シェアハウスで暮らしてた。その時期は病むどころか、人生で一番楽しい時代だったと言っても良いぐらいだった。
しかし、生活費のことを考えると実家で暮らした方が得なので、帰ったのね。
(それがメインの理由じゃないけど、詳細は長くなるし関係ないので割愛)
実家では母親が買い物をする。外出する機会が激減した。シェアハウスの時は買い物もそうだけど、友達に誘われて出かける機会が多かった。
だから生活の落差が大きすぎたのかもしれない。最初から実家で暮らしてる人がリモートワークで少し外出が減ったぐらいでは病まないのかもしれない。
誰も困ってないなら、それで良いんだ。この記事を読む必要はない。俺の取り越し苦労というやつだ。
困ってる人だけが読んでくれ。俺の恥ずかしい過去を見ないでくれ。
俺は自分が調子が悪くなった理由が全くわからなかった。暇なんだからどっかに行けば良いのに、なんか外出する気もおきない。一人暮らしの時はよく近所を散歩してたんだけど、なぜか実家では散歩する気も無くなって、ずっと部屋に引きこもるようになってしまった。
あれ?なんだこれ?
仕事を辞めてからすでにかなり時間が経っているので、いまさら仕事をしてないという事が恥ずかしいわけではない。なのに気分はそれに近い感じなのはなぜだ?
とにかく人に会いたくない。実家なので、昔からの友達は近くにいる。でも会いたくない。
これは会社員時代に鬱病になった時の感覚に近い。
俺はまた鬱になってるのか?でもなんで?理由がない!
すでに結論を書いているので、あまり伝わってないかもしれないが、この頃は本当に意味がわからなかった。
特に何もストレスが無いのに、なぜ鬱病になるのかわからなかった。
あとでわかったが、これは生活不活性病だと思う。
ストレスが無さすぎることが逆にストレスになるのだ。
色々と調べて、ようやく自分の状況がわかった。でも治らない。
無理やり外出するようにしたり、運動したり、色々やろうとするんだけど、続かない。
散歩なんてほとんど習慣に近い感じだったのに、その習慣も戻せなかった。
結局俺は再度一人暮らしをするまで治らなかった。
この事は、引きこもりで苦しんでいる人にも、かなりヒントになるんじゃないだろうか?
引きこもりの人って最初は何かが怖くて部屋から出なくなると思うんだけど、俺みたいに特に何も怖くなくても引きこもってしまう事がある。
つまり、引きこもりの人がよく言う「人が怖くて外出できない」というのは勘違いの可能性があるんじゃないだろうか?
でも、本人の認識としては「人が怖い」なんだよね。俺も人に会いたくなくて引きこもったもん。
でも俺には怖がる理由がないんだよね。そもそもシェアハウスの頃は色んな人と毎日遊び歩いてたんだから。
ようするにこういう事だ。
自分では人が怖いと思ってる。でもそれは違う。ストレスが無さすぎて、何もやる気が起きない、というのが先。やる気が起きないから、人と会うのが面倒くさいだけ。
(人と話すのって、思ってる以上に脳に負荷がかかってる。精神が健康だと全く気にならないから気が付かないけど、ある水準を下回ると、すごく負担になる。鬱や生活不活性病になって認知機能が下がると圧倒的な負担になる。これが人が怖いという感覚の正体だと思う。長年引きこもってる人だと余計に大変。もちろん人というのは本質的に危険な存在なので正しく警戒する必要はあるんだけど、それはまた別の話)
「いや、毎日部屋に居るけど、ストレス半端ないぜ」と言いたい人もいるだろう。
でも、そのストレスってたぶん俺の言うストレスとは意味が違う。
それはストレスじゃなくて、不安とか不満なんだと思う。俺は負荷という意味で言っている。とくに肉体的な負荷。でも筋トレをして負荷をかけても解消されるんだろうか?
筋トレをする習慣がある人はもしかしたら大丈夫かもしれない。
でも俺は原因がわかっても治らなかった。とにかく続かない。
なぜ続かないのか?それは必然性を脳が認識してないからだと思う。
一人暮らしをすると、買い物をする必要がある。だから面倒でも出かけないといけない。これが良いのだ。
あとは自分の役割があるという事も何気に重要なんだと思う。誰かにとってという意味じゃなくて、自分にとって自分の役割があるという事。
なんか禅問答みたいな言い回しになってしまっている気がするけど、
自分にとってすら自分が必要ない感覚というのはヤバい。
でも一人暮らしをすると、それらが一挙に解決する。
外出を強制され(自分を生かすために自分の行動が必要という意味で)自分の役割が生まれる。
だから苦しい人は騙されたと思って、一人暮らしをしたら良いんじゃないかな?
もしくは俺にはできなかったし難易度が高そうだけど実家で買い物を自分の仕事として認識し実行できるなら、それでも良いと思う。
たぶん先に趣味を作るってのはもっと難易度が高い気がする。
趣味ってのは、楽しいという気持ちが大事なんだけど、役割がなくて鬱々としていたら趣味の楽しさは激減すると思う。そんなものは続けられない。
なんか一人暮らしの方がハードルが高そうでしょ?でも俺の経験からすると、それより買い物に行く役割を自分に課したり、趣味に没頭したりする事の方が難しい。
一人暮らしを始めるのは割と簡単。お金が無くても公営住宅がある。
コロナが無ければシェアハウスで家具家電が揃ってる物件や、実家に暮らしながらお試しで近くのシェアハウスのドミトリーを借りる、というのもアリだった。でも今の状況ではあまりお勧めできない。一人暮らしにもバリエーションは沢山あった。でも今はお金が無い人には公営住宅しかお勧めできない気がしてきた。少しでもお金がある人は普通に部屋を借りて一人暮らしをしてくれ。幸か不幸か、コロナのせいで場所によっては家賃がかなり下がってるし。
完全に余談だけど、長年引きこもりの人にシェアハウスはハードル高すぎな気がするだろう?
でも俺が以前なら提案してたシェアハウスのドミトリーってのは殆どドヤに近いので、引きこもりでコミュ障でも大丈夫だったりする。だってそんな人ばっかりで住んでたりする場所も多いから。コミュニケーションとか挨拶とか、まともにできない人が多く住んでる。だからたぶん浮いたりしない。彼らは今はどうしてるんだろう?相変わらず濃厚接触状態のまま住み続けてるのかな?政府の支援が必要なのはそういう所に住んでる人だと思う。
次に、一人暮らしだけどリモートワークになってなんか調子が悪くなった人についてだけど、すでに書いてるけど、負荷や行動が減ったり、役割が減るのがヤバいと思う。
でも一人暮らしの人は実家で両親が買い物と料理をする環境の人よりは簡単。
会社に行ってた頃の方が調子が良かったのなら、たぶんそのレベルの運動や認知的な負荷がその人にとって丁度良かったのだろう。だから、別のもので代替すれば良い。
つまり何か趣味を作って負荷を増やせば良い。しかしこれには面倒くさいという罠がある。
やる事がなくてやる気が無くなると、何もする気が起きなくなり負のループに陥る。
この状況をまずは正しく認識することが大事。正しく認識できたら、自分に趣味をやらせる事の重要性がわかると思う。重要性がわからないと動けないからね。
一人暮らしをしている人は、すでにベースの部分は問題ないから簡単。
何か趣味を作れ。それで終わりだ。
趣味を作る方法は色々あるし書けるんだけど、もう長くなってしまったので、今回はひとつだけ。
友達とラインで話せ。たぶん意識的にこれを増やせば解決する。
俺は弟の家族と交流があり、よく子供を預かったりしている。
今は少し自粛してライン電話になる事も多いけど、それでもかなり救われている。やっぱり人間は他の人と会話をしないと病みやすい。
友達が居ない人は何か趣味を作ってその関係で友達を作り、そしてラインとかで話すのが良いと思う。
人と話すのは想像以上に脳を使うし、それが非常に良い影響を人に与える。
それが減るのはヤバいと認識した方が良いと思う。
この駄文が誰かの助けになることを祈る。