サッとぶ

日々の徒然。自分用メモなど。

偽ベートーベンの中の人が本気で作った曲

これは絶対一般に受けないな。


連辞一層次Ⅱ 第49回定期演奏会 - YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=8cwB8OJpkLA

 

今の時点で再生数3652だけど、これから増えるのかな。

 

どうでも良いが12:09からソニーがどうとか言ってるの笑った。

ソニー株を全力で買った日に格下げからの暴落で連日記事を見てる自分にとっては、こんなところでまでソニーの事を思い出させてくれてありがとうと言いたいw

苫米地さんの悟りの解説を見た感想

ここで紹介されていた。

仏教の悟りを解説したDr.苫米地の動画が凄い | ぷらすぶろぐ

面白かったけど、色々疑問にも思ったので、めもめも。

興味のおもむくままにまとめたので順不同です。

 


56分 なぜカルト教団に簡単に操作されてしまうのか? 苫米地英人 - YouTube

悪魔について

遺伝子レベルで組み込まれている恐怖がある。例えば蛇を怖がる細胞などがある。特に暗闇で聞こえる物音を怖がる性質などを極限まで利用した音(声)などは、ものすごく怖いとのこと。これ聞いてみたい。軽く探したけど、見つからなかった。

オウムに共通する江原の危険性

空観(クウガン)という思想(?)は、それだけだと無害。しかし突き詰めると、達磨大師みたいに自分の足が腐ってることにも気がつかずに瞑想を続けてしまう。体がどんな状況になっても、全ては「気のせい」で済ませられる。

スピリチュアリズムの輪廻転生の思想にはカルマという死んでもつきまとうデータベースがある。

空観とカルマが結びつくと、悪いカルマを現世で増やしてる人を、できるだけ苦しめて殺しても、その人が感じる現世での苦しみなどは気のせいなので、躊躇せずやってしまった方がその人の為になる、という思想に行き着くので非常に危険、とのこと。

その他の江原ディス

苫米地さん自身は、江原はむしろ被害者で騙す意図はない、としつつも、著書を読んだ読者からの投稿で、江原は小さい頃から虚言癖があったという報告があったとか、留学とか大げさに言ってるが実際には2〜3週間ぐらいの中途半端なもので知識も中途半端とか、江原の著書でスピリチュアリズムの始まりとしてポルターガイストを紹介しているが、子供が自分の骨をポキポキ鳴らしていただけ、という事実は書いてない、とか、色々面白い。

 

ちなみに江原ってのは、数年前によくテレビに出てた霊能者。こんな人。


江原さん 霊能力 1/2 - YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=oMXJ9hydQz8

年収を10倍にする著書の紹介

実践すれば可能だが誰も実践してない。最初に1万円札を破れと書いてあるのに、誰もやってない、とのこと。

これはひどいw これがアリなら、到底できないことをやれって書いておけば、なんでもありじゃんと思った。

銀行から金をかりて、それを返しつつ、もっと借りて、どんどん借金を増やせとか、確かに実践できたら年収10倍なんてすぐだろう。

この本を書店でチラっと見て「アホか」と思って以来、この人を微妙だと思っていたが、この宗教解説動画は面白いと思った。

釈迦の教えについて

自我とは数学でいう点のようなもの。点は数学の定義上存在するものなので実在はしない。この自我や霊を「実在するんだ!!」と言い張ってるのがスピリチュアリズムアートマン思想。釈迦はこれを定義の問題だからあると言えばあるし、無いと言えばない、どっちでも良いじゃんと考えている。自我は自分にとって重要なものを返す関数のようなもので、普通は目の前のジュースと父親は重要度が違うが、理論的にはこれらを同じ重要度にできる。それが出来たのが釈迦。釈迦の教えは上が空(クウ)で閉じている。西洋哲学は下が矛盾で閉じている。自分(苫米地)はそれを統合し理論的に説明することに成功した。

 

この動画ではちらっとしか語ってないので、何を言ってるのか分からなかった。

次の動画で詳しい説明がある。

 


1時間51分 必見!苫米地英人 仏教について語る - YouTube

釈迦が悟ったこと

人間の脳は手抜きをするので自分にとって重要でないものは見えない。*1これをスコトーマ(盲点)という。これを外して重要度を自由に変える訓練がコーチング。自分を定義しようとすると自分に関係ないものについても定義していく必要があり最終的には宇宙に行き着く。これが釈迦が語った縁起というもの。自我とは単なる定義。釈迦が悟ったことを空であるとか縁起であるとか言う偉いお 坊さんが居るが両方とも間違い。これらは釈迦が語ったことであって悟ったことではない。釈迦が悟ったことは空や縁起を使って指し示している先にある。釈迦は 目の前のボールペンと自分のお母さんのどっちが重要か分からない人。普通は重要度に違いがあるので見えないものも出てくる。釈迦は全てのものの重要度が同 じなので全てが見えた。これが釈迦が悟ったこと。*2

現代の宗教の出家制度はおかしい

釈迦の頃は出家する時、死体からはぎ取った布3枚とおわんと爪楊枝以外は全て地元に寄付してから出家することになっていたが、現代の多くの宗教は、全資産を教団に寄付してから出家することになっている。

般若心経は間違いだらけ

釈迦は呪文みたいにわけのわからないものを否定している。また弟子が釈迦の言葉を当時の文語であるサンスクリット語でまとめて良いか確認したら、分かりやすい口語を使えと言われた。よって日本で呪文のような般若心経を唱えるというのは、前提から間違っている。

内容ものっけからおかしい。観自在菩薩が小さき者であるシャーリープッタ(舎利子)にこう言った、とあるが、菩薩というのは悟りを開く修行をしている人のことで、それが、釈迦に直接教えを受けて悟ったシャーリープッタにお説教をしているのはおかしい。 *3

一番おかしいのは色即是空、空即是色という部分。空は色(物質)の上位概念なので、これは、犬は動物であり、動物は犬である、と言ってるのと同じ。

宗教学者の間では般若心経は中国で作られた偽経である、というのが定説になっている。漢語で作られた般若心経をわざわざ見栄えの為にサンスクリット語にしたものが日本で使われている。

その他、だらだらメモ

女人禁制はおかしい。釈迦の頃にも女性の出家を当初は認めていなかったが、それは無一文で野宿する生活が女性には難しかったから。環境が整い女性にも実践可能になって以来は女性の出家も認めている。

空観派は実践するだけで理論が足りない。中観派は理論だけで実践が足りない。

禅寺の和尚さんが叩くのは悟りについて考えている最中に「足が痛い」とか「腹減った」とかいう雑念が入った時。悟りについて考えるのは瞑想であって雑念ではない。*4

不完全性定理が証明されたので無矛盾で完全情報を持つ神は存在しえない。空という概念と神は別物。神は完全情報を持つ存在。空は最も情報が少ない全てのものの上位概念。西洋哲学は下が矛盾で閉じて上が開いている。矛盾とは情報がちょっと多い状態。例えばワンと鳴く猫など。自分(苫米地)は下で閉じている西洋哲学と上が空で閉じてる釈迦の教えを統合した。*5

人間が神の存在を想定してしまうのは、人間が部分情報だから完全情報を想定してしまうから。

 
この動画とは関係ないが苫米地さんの印象

宗教の話が面白かったので他の動画も見てみたが、金儲け系の動画を見ると、秒速で稼ぐ人の動画とか胡散臭い自己啓発などを見た時と同様に残念な気分になる。うまい事ばかり言って何か無価値なものを売りつけようとしてくる人と見分けが付かない。苫米地さんに言わせると、それは洗脳されてるからだ、とかになるのだろうか?しかし、うーむ。。。。

ちなみに、政治や経済の動画は面白い。

*1:最初の動画でもこの話があったが、見えないというのは少し大げさ過ぎると思う。関係ないものでも気になることはあるし。

*2:全てが見えるというのは目の解像度の観点から不可能だし、脳の情報処理能力の観点からも不可能なので、実際には、そんな気がしただけと考えるのが妥当なのでは?

*3:元記事を読んだ時は「菩薩ってすでに悟っていながらも現世で活動する人のことも指すはずなので、この解釈は浅い」と思ったが、その後調べると、シャーリープッタは釈迦より年上で釈迦の後継者に目されていた程の人なので、それに対してお説教をする菩薩というのは、この人の言う通り、やっぱり変だと思い直した

*4:禅寺ではそうなのかもしれないが、本当の瞑想は考えないようにすることだったはず。ここ違和感あり

*5:ここは結局よく分からなかった